友人たち

同窓会っちゃぁ同窓会だよな。
中坊の頃からの付き合いだから、もう四半世紀だ。
友情だの、友達だのって言葉を使うにはあまりに歳を取りすぎ、そして、連中のとの付き合いはあまりに深すぎる。
抜きつ抜かれつ、結局、いつだって、誰一人、アタマ一つも出てたりはしないというのを実感して飲みを終えるのだが、つくづく、俺から見ても濃い連中が集まったと思う。
お陰で、生きることに手を抜けない。


幸せだなと思うのは、あいつらは俺を殺せるヤツらであることだ。
そんな連中は、探したって、そうそう見つかるものじゃない。
そして、場合によっては死生観まで根元の部分で共有していたりするからどっか薄気味悪いw


それぞれ互いにそっぽを向いててめえの人生を邁進しているが、間違いなく、てめえの生き方が一番かっこいいと思い抜いているエゴイストどもだ。そして、そこは隠さない。
自分にとって何が大切なのかを考えることを忘れずに来られたのは、あいつらがいたからかもしれない。


やはり、俺は人に恵まれすぎた。